自分が管理人になってから今まで山登りが趣味の方などでレストハウス名栗を拠点としてハイキングするというようなケースが3度ほどありまして。レストハウス名栗では駐車場の車一台あたりでご利用料を計算しておりますので、駐車場利用の方からいただいているご利用料と徒歩で来られている方が同じ条件なのはどうにかしないとならなのでは、とは思いつつも何の解決も講じないまま数か月が過ぎました。
似たようなケースでは犬の散歩で数分だけ通行する場合は、下見の場合は、というのがありますがこのケースは他のご利用者様とトラブルにならない限りはご自由にお通りくださいとも思っていました。ただトラブルが起きる前に事前にそれを起こさないなにかしらの制度というものを講じてこそ治めるというものではないか、と一管理人ながら思わないでもない。
しかしながら、おいそれと何かしらの制度を整えられる高級施設ではない訳でして。生活が成り立たないようなギリギリの完全薄利でやらせてもらいたいというのは根っこにありますので。むしろ他のご利用者様が少ないのが一番のメリットというくらいの気持ちでいますし。徒歩用のプランのようなものを作るだけでも事務作業が増える。受付の間違いも増える。
そこで一計を案じまして。疑似的な回数券のような制度ならば実装できないだろうかと。
仕組みはこうです。
利用料は駐車場をご利用の方と一緒です。ですが徒歩の方に限り、裏書のある施設の名刺をお渡しします。裏書に記載された期間中はお電話でお問い合わせいただいて設営スペースが空いているようならば、再度ご利用可能です。日帰りの方は徒歩ならば再度日帰りで。キャンプ泊の方は徒歩ならば再度キャンプ泊で(※連泊する場合は1泊分のみ利用可能で2泊目からは通常利用料をいただきます)。徒歩に限ったシーズンパスのような形で、おそらくは2週間なり一カ月なりの短い期間になりますが、使えるというイメージです。
――ただしこのシステムには実は必勝法があるのですが。
それはまた別の話として、つまり一旦は今だけテスト運用という事で徒歩利用の疑似回数券のようなものを用意します。後々のために拡張性を持たせはしますが、現時点では基本夏場は1週間、秋春は2週間、冬は1カ月。期間中7回分の徒歩利用が可能になるというようなものを用意します。
(テスト状態ですので、運用の過程で若干の仕様変更は出てくるかと思います)
これならば徒歩で来られた方にも申し訳ないなという事にはならないように思うのです。
しかしながら。ゴミはお持ち帰りですので。例えばバスで来られてキャンプ泊をしてバスで電車で出たゴミを運ぶのか問題はあるのです。徒歩で来られるというのはそれはもう、よっぽどのことです。今までの3例の方はどうしていたのか。すげぇなとは思っております。